ご覧頂きありがとうございます。 輪島を代表する漆芸家で沈金師" 西村国峰(1942年～2020年没) 西村国峰の作品…銘々皿、茶托、兼用皿などは、まだ多少は流通しておりますが、半月膳の未使用品は 非常に！珍しいかと思われます。 半月膳は、卓上膳の一つで、その形から半月膳と呼んでいます。手前が直線になっていることから、手前にぐっと引きつけて使用できるので大変使い勝手のよい形です。半月は、これから満月になる・満ちていく、という吉祥の形。 宝相華図… 複雑に彫られたその模様は見る角度によって表情を変え、落ち着いた美しさがあることが特徴です。 沈金の華やかな加飾とは違い、落ち着いた作品が多いのが特徴で、この沈金や沈黒の作品を生み出す西村國峰は輪島塗の発展に寄与してきたであろう人物ではないでしょうか。 光の加減により花や葉の模様が様々に変化します。 彫りの図案にございます宝相華(ほうそうげ)とは、極楽浄土に咲く美しい花とされる、想像上のお花です。 牡丹や石楠花（しゃくなげ）、芙蓉（ふよう）などを中心として、花の美しい要素を取り入れた宝相華は、悟りの境地に達した美しい仏の姿を、花に見立てたものと言われておます。 牡丹彫、菊彫で沈朱、沈金をご覧になることは多いですが、沈黒宝相華の銘々皿は希少でございます。 沈金は彫りの部分に金粉ですが、沈黒は手彫りの図案に墨粉を沈めて柄を出します。 全体のお写真では分かりにくいかもしれませんが、美しい手彫りの技をアップでご覧ください。気の遠くなる様な手作業で多くの時間が費やされております。 『溜呂塗』とは、三種類の漆が重ねられました手の込んだ技法です。 【サイズ】 直径 約36.5cm×32.5㎝ 高さ約1.6cm 重量約463g～504g ★元箱あり　付属品→ウコン布など栞一式あり。 ※木箱&付属品→劣化あり。 ★布着本堅地　うるし塗 ★素地→天然木製 ★塗→溜呂塗 ★加飾→沈黒　宝相華紋様 ※彫師→故西村国峰作 ★製作工房　㈱五島屋 ★承認番号→SK-IK-0088 ※SK→漆器　IK→石川県輪島漆器商工業協同組合 【コンディション】 未使用/長期保管品であります。 保管に伴う多少のスレあり。 長期保管品になりますので神経質な方のご購入はお控えください。 管理番号153